初音ミクライブ、その他利用したものについて
こんにちは。
文化祭でやったミクライブから1週間が経ちました。初音ミクライブが東京高専だけではなく、Twitter上で多くの人から反響をいただき嬉しい限りです。正直こんなことになるとは思っていませんでした。
さて、今回の初音ミクライブ、そして文化祭の映像環境についてのまとめです。
初音ミクライブ
ここでは、スクリーン、動画、プロジェクター、ミク視点の動画、セトリの5つについて解説します。
1.スクリーン
スクリーンはポリッドスクリーンを利用しました。ポリッドスクリーンは、ニコニコ技術部が開発した透過型の透明スクリーンです。
通常は農業用ビニールシートとかでやりますが、いい感じの透明感のものがなく今回は120ℓのただのゴミ袋を使いました。貼り方,組み立て方などを部門員が研究してくれて完成しました。
プロジェクタ-をスクリーンの後ろから左右反転に出力するという投影方法で、正面からは反転がない状態で見えるようになっています。
土台については、舞台の下から見たら立体的に見えるように意識し、少し傾けて設置してあります。この角度を出すのにかなり時間がかかりました。
因みに土台含めて費用的には1,2万ほどでした。
横から見たイメージ図
ポリッドスクリーンについての記事はこちら
2.動画
動画はMMD班(MikuMikuDance)と音楽・音声班に分かれて制作しました。製作期間は1~2 か月ほどです。
割とキツキツな作業となってしまいました。
3.プロジェクター
舞台がそこまで広くなく通常のプロジェクターでは投影が難しいと考えたため,広角のプロジェクターを購入しました。購入したプロジェクターのリンクはこちらです。
これに一番コストをかかっています。
4.ミク視点
ミクの視点なんて誰も見たことないので,新しいな!と思いつき、つけることにしました。ステージに立ったことのない身としては,とても新鮮な動画でした。ミクライブをまとめた動画を作る際には是非載せたいですね。(肖像権とかが平気なら)
5.セトリ
今回流した曲は以下の通りです。
新宝島 /サカナクション feat.初音ミク
アスノヨゾラ哨戒班 /orangestar feat.初音ミク
ピースサイン /米津玄師 feat.初音ミク
恋 / 星野源 feat.鏡音リン&鏡音レン
↓
アスノヨゾラで盛り上げってもらう(オタク向け)
↓
ピースサインで盛り上がってもらう(一般層向け)
↓
締めとして恋
文化祭の放送環境
文化祭の放送環境については,使用ソフト・機材,投影・撮影環境、照明の3つについて解説します。
1.使用ソフト
- TouchDesigner
- ATEM Software Control(スイッチングのソフト)
- Discord
TouchDesigner
ミクの動画や、他の映像を移し替えるのに使いました。
大々的にはできませんでしたが、LINE@のメニューを押した数をWEBカメラの映像に合成することなどもしていました。
詳しい利用については今後まとめるつもりです。
ATEM Software Control
スイッチングソフトです。左のマルチビュー映っている映像を切り替えます。基本的に3つのカメラの映像を切り替えをしてました。
Discord
皆さんご存知のDiscordです。PCとスマホでビデオ通話することで、スマホのカメラをPC上で読み込めます。
ミクライブの時に使いました。画面横にアイコンが映ってしまいますが、あまり気にならない程度なのでスルー。画面録画をすればスマホ側の映像も取れます。ライブの時はかなり使えるんじゃないかなと思います。
2.使用機材・構成
- ビデオカメラ2台
- アクションカメラ2台
- 動画撮影用カメラ
- ATEM Production Studio 4k (スイッチャー)
- ディスプレイ3枚
- プロジェクター2台
スイッチャーはレンタルしました。
機材構成については下の画像を見てください。
舞台上にあるプロジェクター・カメラはミクライブはミクライブの場合です。
3.照明
照明はHPKシステムソリューション様から機材のレンタルをし、当日の制御を部門員が行いました。制御はぶっつけ本番で、同期などはしておりません。
他に質問など何かありましたら、twitterで@1batabataまでお願いします。質問の度に追記していきます。
https://twitter.com/1batabata?lang=ja